「デビュー前は、不安で当たり前です!」ある朝、店舗へ向かい、デビューを控えた新卒トレーナーのストレッチを受けました。不安を少しでも「これならやれそう」に変える、そのきっかけをつくりたいと思ったからです。 代表取締役中村| […]
「デビュー前は、不安で当たり前です!」ある朝、店舗へ向かい、デビューを控えた新卒トレーナーのストレッチを受けました。不安を少しでも「これならやれそう」に変える、そのきっかけをつくりたいと思ったからです。
ある朝、ふと思い立ちました。
「今日は店舗へ行こう」
そこで差し入れを持って店舗を訪ね、デビューを控えている新卒トレーナーのストレッチを受けることにしました。突然の訪問です。
新人からすれば、「えっ、社長が受けるんですか?」と緊張する場面だったかもしれません。もちろん、緊張させることが目的ではありません。
僕が店舗へ行った理由は、その社員に少しでも自信を深めてもらいたかったからです。技術を確認することだけなら、研修の中でもできます。
それでも、実際に人の身体に触れ、相手の反応を受け取り、最後まで施術する経験には特別な意味があります。
01朝、思い立って店舗へ向かった理由
僕が伝えたいのは、若手社員の成長は会議室だけでは分からないということです。
社長という立場になると、数字を確認したり、会社の方針を考えたり、打ち合わせをしたりする時間が増えます。それらも経営には欠かせません。
ただ、僕たちの事業の中心にあるのは店舗です。そこには、お客様と向き合うトレーナーがいます。研修に取り組む新人がいて、指導する先輩がいて、一人ひとりの努力があります。
だから僕は、できるだけ現場を自分の目で見たいと考えています。報告を聞くだけでは分からないことがあるからです。
手の動かし方や声のかけ方だけではありません。緊張しているのか。落ち着いて相手を見られているのか。教わったことを、自分なりに理解しようとしているのか。そうした変化は、実際に会うからこそ感じられます。
今回も、評価表を持って厳しく採点するために店舗へ行ったわけではありません。新人の施術を自分で受けて、今の段階を知りたかった。そして、デビューへ向かう本人に「ここまでできている」と感じてもらいたかったのです。
皆さんは、自信がついてから行動しようとしていませんか? 僕は、順番が逆になることも多いと思っています。
その繰り返しの中で、少しずつ自信が生まれていきます。

02デビュー前に必要なのは「完璧さ」ではない
一番大事なのは、今できることを丁寧にやり切る姿勢です。
新人トレーナーが、デビュー前からすべてを完璧にできるとは考えていません。むしろ、最初から何の迷いもなく、どんなお客様にも完璧に対応できる人はいないでしょう。
経験が浅ければ、緊張します。手順が合っているか心配になります。お客様との会話に迷うこともあります。
「間違えたらどうしよう!」「自分にできるのかな」――そんな気持ちになるのは、真剣に取り組んでいる証拠でもあります。
採用の場で若い方と話していると、自信がないことを申し訳なさそうに話す人がいます。でも、僕が気になるのは、自信の有無だけではありません。
分からないことをそのままにしないか。教わった内容を素直に吸収できるか。相手に関心を持ち、反応を見ようとしているか。できなかったときに、次はどうするかを考えられるか。僕たちが新人を見るときは、こうした姿勢を重視しています。
自信は、誰かから与えられるだけではない
先輩や上司から「大丈夫」と言われることは、励みになります。けれど、それだけで自信が完成するわけではありません。
自分で施術をやり切った。相手の身体の変化を感じられた。教わったことを実践できた。前回より落ち着いて対応できた。そのような経験が、本人の中に少しずつ積み上がっていきます。
今回、僕がストレッチを受けたことも、その積み重ねの一つになればいいと思いました。社長を相手にしたということよりも、「一人の相手に最後まで向き合えた」という経験のほうが重要です。

03社長が新人のストレッチを受ける意味
はっきり言います。僕も、現場のサービスを受ける側でありたいのです。
社長だからといって、店舗のことをすべて分かっているとは限りません。現場は日々動いています。新人が入り、先輩が教え、お客様から新しい反応をいただきます。だからこそ、僕自身が施術を受けることにも意味があります。
ストレッチを受ければ、力のかけ方や声かけのタイミング、説明の分かりやすさを体感できます。それ以上に見たいのは、トレーナーがどんな気持ちで相手に向き合っているかです。
技術は練習によって磨かれていきます。一方で、相手をよく見ようとする姿勢や、少しでも楽になってほしいと考える気持ちは、トレーナーとしての土台になります。
僕たちは、技術だけを覚える人を育てたいわけではありません。お客様の話を聞ける人。周囲と協力できる人。うまくいかないときに他人のせいにせず、自分にできることを考えられる人。仕事を通じて、そんな人になってほしいと思っています。
社長が現場へ行くのは、監視するためではない
店舗へ社長が来ると聞けば、身構える人もいるでしょう。「何かチェックされるのかな」「失敗したら怒られるかも」と感じるのも無理はありません。
ただ、僕が現場へ行く目的は、できていないところを探すことではありません。今どこまで進んでいるかを知り、次に何が必要かを考えるためです。
若手社員を見てきて感じるのは、成長の速さには個人差があるということです。すぐに覚える人もいれば、時間をかけて身につける人もいます。最初は苦戦していても、ある時から急に考え方がつながり、できることが増える場合もある。
だから、一度の失敗や、その日の出来だけで人を決めつけるべきではありません。人を育てる会社には、待つ力も必要です。
もちろん、何もしないまま待つという意味ではありません。必要な練習を行い、伝えるべきことを伝え、本人にも努力してもらう。そのうえで、変化を焦らず見ていくのです。
04ストレッチトレーナーは身体だけを見る仕事ではない
端的に言えば、ストレッチトレーナーはお客様の日常に変化を生み出す仕事です。
ストレッチと聞くと、身体を伸ばす仕事という印象があるかもしれません。もちろん、身体に関する知識や技術は必要です。しかし、実際に向き合うのは身体だけではありません。
身体が重くて、外出する気になれない。仕事で疲れて、気持ちまで沈んでいる。好きなスポーツを思い切り楽しみたい。もっと軽やかに毎日を過ごしたい。お客様が店舗を訪れる背景には、それぞれの生活があります。
トレーナーの関わりによって身体が楽になれば、帰り道の気分が変わるかもしれません。仕事や家事に前向きに取り組めるかもしれない。ずっと諦めていたことに、もう一度取り組もうと思える場合もあります。
目の前の施術は数十分でも、その先にある日常へ影響を与える可能性があるのです。だからこそ、相手を知ろうとする姿勢が欠かせません。
「どこがつらいですか」と聞くだけではなく、相手の表情や言葉の変化に目を向ける。その人に合わせて説明し、不安を減らす。これもトレーナーの重要な役割です。
未経験で入社する人が、最初からすべてできる必要はありません。知識や手技は研修で学べます。それよりも、人への関心があるか。教わったことを実践しようとするか。目の前の相手に喜んでもらいたいと思えるか。そこから、トレーナーとしての道は始まります。
05若いうちの不安や失敗は、将来の力になる
ここで押さえてほしいのは、失敗しない新人より、失敗から学べる新人のほうが強いということです。
仕事を始めると、思うようにいかない場面が必ずあります。練習ではできたことが、本番ではうまくできない。伝えたつもりなのに、相手には伝わっていない。先輩から同じことを何度も注意される。そんな日には、「もうヤダ!」と思うこともあるでしょう。
僕自身も、これまで仕事の中で迷い、判断を間違え、悔しい思いをしてきました。経営者になったからといって、すべての答えが分かるわけではありません。今でも考え、悩み、決断しています。
ただ、過去の失敗があったからこそ、人の苦戦を簡単に否定せずに見られるようになりました。うまくいかなかった経験は、その瞬間だけを見ればつらいものです。けれど、あとから振り返ると、考え方を磨いてくれた出来事だったと気づくことがあります。
若いうちに苦労することを、わざわざ勧めたいわけではありません。無理を我慢し続ける必要もない。それでも、目の前の壁からすぐに逃げず、「何が足りなかったのか」を考える経験には価値があります。
デビュー前の緊張も、その一つです。怖いけれど、やってみる。終わったあとに振り返る。次はもう少し良くする。その繰り返しが、技術だけでなく人としての幅も広げてくれます。
06会社選びでは「誰になりたいか」も考えてほしい
最初に答えを伝えると、会社選びは条件の比較だけでは完結しません。
給与や休日は重要です。生活に関わることですから、きちんと確認するべきです。ただし、求人票の数字だけでは見えない部分もあります。
入社する会社を選ぶとき、多くの人が「自分に合う会社はどこだろう」と考えます。そこに、もう一つ問いを加えてみてください。
三年後、お客様から信頼されるトレーナーになっているかもしれません。後輩の不安を受け止め、教えられる先輩になっている可能性もあります。仕事を通じて、自分の考えを言葉にできるようになっているかもしれない。
会社は、給与を受け取る場所であると同時に、人間力を高める場所でもあります。
今回、デビュー前の新卒トレーナーの施術を受けに行ったのも、技術の確認だけが目的ではありません。挑戦する本人を見たい。今の努力を認めたい。次へ進むきっかけを渡したい。その思いがありました。
新人がデビューを迎え、お客様の前に立つ。それは本人にとって大きな節目です。僕も社長として、少しでも力になれる存在でありたいと思っています。
今、就職活動や転職活動で迷っている皆さん。自信がないからといって、最初から諦める必要はありません。
ぜひ説明会や面接で、研修内容だけでなく、「新人が不安なとき、会社はどう関わりますか」と聞いてみてください。その答えには、会社の人に対する考え方が表れます。
そしてストレッチトレーナーの仕事が少しでも気になったなら、まずは仕事の中身を知ることから始めてみてください。まだ応募を決めていなくても構いません。自分の将来を考えるために、会社を知る。それも、立派な行動です!
07よくある質問(FAQ)
ストレッチトレーナーは未経験でも目指せますか?
未経験からでも目指せます。最初から専門知識や手技をすべて身につけている必要はありません。学んだことを素直に実践する姿勢と、お客様を知ろうとする気持ちが、その後の上達につながります。
新卒トレーナーは、いつ頃からお客様を担当しますか?
必要な研修と確認を経てから、デビューへ進みます。大事なのは、ただ早く担当を始めることではなく、お客様へ安全で丁寧なサービスを届けられる状態になることです。本人の習得状況も見ながら準備を進めます。
デビュー前に緊張しても問題ありませんか?
緊張するのは自然なことです。むしろ、責任を持って取り組もうとしているからこそ、不安になる場合があります。練習や振り返りを重ね、実際に施術をやり切る経験によって、落ち着いて対応できる場面が増えていきます。
スポーツ経験がなくてもトレーナーに向いていますか?
スポーツ経験だけで適性は決まりません。相手の話を聞けること、学び続けられること、誰かの役に立つことを喜べることも重要です。これまでの経験より、入社後にどう取り組むかを見ています。
会社説明会では何を確認すればよいですか?
研修制度に加えて、現場でのフォロー方法を確認してみてください。新人が失敗した際の関わり方や、デビューまでの支援を聞くと、その会社の育成に対する姿勢が見えやすくなります。
ストレッチトレーナーへの一歩を踏み出してみませんか?
ソフネットジャパンでは、通年で新卒採用・中途採用を実施しています。まずは会社や仕事を知ることから始めてみてください。
